英国愛とこだわりが詰まったスリーティアーズに訪問＊2019年10月

アフタヌーンティークラスタ、紅茶クラスタの間で話題沸騰のスリーティアーズに行ってまいりました！オープンして間もないのにこの話題性、間違いない・・とハードル高めに挑みましたが、その通り。間違いないです・・。至福のひとときでした・・。

Twitterで呼びかけていたプレオープンもぜひ参加したかったのですがそこは日程が合わず。やっとやっと訪れることができましたー！

隠れ家的スリーティアーズまでの行き方と外観

そんなスリーティアーズ、目黒にたたずむ隠れ家的なサロンでございます。築80年、なんと本物の洋館をサロンに生まれ変わらせているんです！もうこれ以上ないってくらいこだわっているのがわかりますよね。

道からの眺めはこんな感じ。細長い窓が並んでいてお上品な佇まいです！！

そしてよだれものの看板とアイアンがこちら・・あぁ・・もうすでに幸せで胸がいっぱい・・。

重要有形文化財に指定された建物でございます。

そんなスリーティアーズ、目黒駅からちょっと歩きます。西口を出て目黒通りをずーっとまっすぐ。目黒川も越えていきます。左手に多摩大学が見えてきたらもうすぐ！

こんな感じの角を右手に曲がると小さな洋館が見えてきます❤

アフタヌーンティーの時間までちょっと時間があったので周辺をぶらり。アンティークの素敵なお店がたくさんありました！

ちっちゃい猪と触れ合えるカフェも。文化がすごい！

それでは、時間になったので胸ときめかせながら早速中へ❤お邪魔しまーす！！お店の前には同じようにアフタヌーンティーにいらしたであろうマダムがそのときを待っていました。

入ってすぐはレジ台のあるエントランス。この調度品や柱や・・あぁ、スリーティアーズ！！

左手にお手洗い、右手に個室、右奥にキッチン、奥に個室、それだけです。小さめの規模がまたたまらなく愛しくて。もうすでにこの建物を愛してしまう尊さ・・！

洗練されているのに懐かしい内観とテーブルセッティング

この日は、メインダイニングルームを利用させていただきました！シックで落ち着く空間・・❤かわいらしい雰囲気のパステルルームは貸し切りでした！

ブラウンの建具、赤いカーテン、白いクロス、ステンドグラス、そして薔薇。そこに素敵なティーカップとカトラリー。あぁ、ここが天国・・。

窓は洋館らしい引き上げ式。ステンドグラスがかわいらしーい❤

端の席を通していただきました。自然光とステンドグラス、そしてランプの灯りが心地よすぎるー！生の薔薇が1輪ずつ飾ってあるのもすごく素敵ですね。

お部屋にはマントルピースと時計も。

ハロウィンの時期なので、オレンジとかぼちゃがテーマでした❤壁のランプシェードとも相性ぴったり！

ちーっちゃいランプもかわいい❤シーズンごとに変わる飾り付けも楽しみですね。

ほとんどカーペットに隠れていますが、床も寄せ木細工でとっても素敵です。

廊下にはアンティークなティーセットたちが並んでいました。期間限定のイベントでアンティーク市も開催したそうです！こんな空間で出会ったアンティークなんて格別だろうなぁ。

紅茶の缶などもレトロでかわいい❤

テーブルセッティングはこんな感じ。ね、このカトラリーの美しいこと！！ティーカップはのちほどじっくりと❤

10月用のメニューをよけたところ。メニューもわざわざ1人ずつに印刷されているんです。もう、どこまでもこだわり抜かれたおもてなし。

カトラリーはあまり詳しくないんですけど、これは銀食器・・？刻印のようなものは、ティーカップでいうバックスタンプみたいなものかしら？

こちらはパステルルーム。とってもかわいらしいカーテンは、サンダーソン社のポーセリンガーデンというシノワズリデザインらしいです！うん、なんのことやらさっぱりですが！こちらも英国愛でこだわられたしつらえです。

素敵な食器棚もあるのでうっとりながめたいですねーっ

紅茶の脇役と言われたアフタヌーンティーセット

英国愛にどっぷり浸かったオーナー曰く、この素晴らしいアフタヌーンティースタンドはあくまでも紅茶のお供、脇役だそうです。震える。

メニューの冊子にはオーナーの想いとアフタヌーンティーのメニューが書かれています。今回は10月、ハロウィンのメニューです❤

〇1st TIER

〇2nd TIER

〇3rd TIER

このほかに、出来立てで季節のプディングがサーブされます！

各メニューの説明

それではそれぞれご紹介！

スイーツ

まずはかわいらしいスイーツから。

チョコレート＆オレンジトライフル

柑橘系の酸味とチョコレートの組み合わせって大好きです！上から少しずつではなく、一気に下まですくって層を楽しんでほしいとのことでした。その通り。すべてのハーモニーが最高でした❤

キャロットケーキ

にんじんがとってもかわいらしい目を引く一品❤スパイシーな味わいで、くるみがざくざく。楽しい食感でした。

パブロヴァ

やだもうひどいピント・・！プレートの柄が美しすぎて・・！（言い訳にもほどがある）マスカットのパブロヴァ。シャクシュワァなメレンゲです。こちらも紅茶とよく合うー！！

マカロン

とってもきれいなお肌・・すべすべ・・。いつも食べてるマカロンと違った味わいでびっくりしました！こちらにもいろんなこだわりが隠されているんでしょうね・・もう胸もお腹もいっぱいで見抜けません。笑

季節のプディング　ベリーと洋ナシのブラムリー

こちらはできたてをサーブしていただいた一品。大きなバットに入った完成形も撮らせていただいたらよかった・・！食パンを敷き詰めてひたすんだそうです。アイスとよく合う甘酸っぱさでした❤なんだか英国っぽい色合い！

スコーン

クリームティーを楽しみたいスコーン！

プレーンスコーン、全粒粉スコーン

ナプキンに包まれてくる時点でもうすでにこだわりがすごい。もてなされてる感がすごい。うれしい。

スコーンはさっくさくのふわっふわ！ジャム、クリーム、そしてブラムリーのコンポート。ただのリンゴジャムじゃないんですね。ここにもこだわりが光ります。

最近はジャムファーストが好み❤

クリーム自体が甘くてふわっと幸せな一口です。紅茶によく合いますこと・・！ちなみに紅茶は、断然アッサムのミルクをおすすめされました。

セイボリー

そして大事なセイボリー！

スモークサーモン＆クリームチーズ

見てくださいこの美しい層を・・歯ごたえがしっかりで生ハムみたいなサーモンでした。トラウトではなくスコティッシュを仕入れるというこだわりよう。とことん英国に寄せたみたいです。

チェダー＆ハニーマスタード

ハニーマスタードのマスタードが今まで食べたことがないぷちぷち感！びっくりしました。チェダーチーズが濃厚で、少し苦みを感じるくらい。絶対にもう一度食べたいサンドイッチです。

エッグマヨネーズトリュフ風味

トリュフの香りがすんごい一品。なんてリッチなたまごサンド。

キッシュ

しっかりとした味わいのキッシュ。しっかりした味付けなのに、ほっとする味でした。

主役の紅茶たちとティーカップ

お待たせしました。スリーティアーズさんのメインは紅茶。いつも以上にじっくりひたりたいと思います。

まずはティーカップから。こちらもこだわりがぎゅぎゅっとなんですよー！もう廃版になったウェッジウッドを集めたんだとか。「そんなことするもんじゃないですよ・・」と語りながら奥へ消えて行かれました。

バックスタンプはシンプルにW。無地の上に柄ってもう本当に大好きです。こんなエレガントな佇まいありますか・・？

紅茶も、こだわりにこだわってます。ダージリンやアッサム、アールグレイをはじめ、ニルギリやルフナなどよく聞く銘柄が揃っていますが、その茶園まで明記されている熱の入りっぷり。選定からこだわられていることがよくわかりますよね。もちろん、期間で提供する紅茶も変わります。

スリーティアーズオリジナルブレンド

スリーティアーズのコンセプトにあわせたオリジナルブレンド。
ほのかなキーモンの香りがティーフーズを引き立ててくれます。
－リーフレットより引用

1杯目はオリジナルを。こちらはオーダーせずとも、まず1杯目はこちらと注いでいただけます。とってもきれいな水色。「まるい」って表現できる口当たりと味わいでした。高貴・・。

こちらでセイボリーをいくつかいただきました。

アッサムセカンドフラッシュ　シロニバリ茶園

2杯目はアッサムのミルクでスコーンをぜひとおすすめされたので、おすすめされるがままに。こちらもなんてこっくりとした水色。もうおわかりでしょう？最高でした。

アールグレイ（テイラーズ・オブ・ハロゲイト）

そしてアールグレイでスイーツを。なんて華やかな時間。

カメリアズティーロイヤルウェディングブレンド

ヘンリー王子とメーガン妃のロイヤル・ウェディングで提供されたブレンド。
メーガン妃をイメージしてバラの優しく上品な香りが添えられています
－リーフレットより引用

オプションでさらに300円かかりますが、カメリアズさんがあるなら頼まずにはいられません。小さな薔薇がかわいらしくついてきました。

カップに浮かべたらなんてかわいいこと・・！❤ティーカップとの雰囲気も最高です。

いつもは紅茶の写真をすべては撮らないんですけど、スリーティアーズさんでは撮らずにいられませんでした。なにをどの紅茶といただいたのかまで大切な思い出になる、そんな場所です。（と言いながらニルギリとマサラティーを撮り忘れています無念）

本当はもっともっといただきたかったんですけど、もうお腹も時間も限界でした。紅茶で酔うってこういうことか、って初体験までささげてきました。文字通りくらっくらでした。なんて幸せなめまい。（アブナイ）

あとがき

英国愛がすごい、こだわりがすごい、って聞いてはいましたが、まさかこれほどまでとは。

アフタヌーンティーが運ばれると、まずはオーナーがご挨拶＆ティーフーズの説明をしてくださいます。もうこのお話が面白くておもしろくて。愛が溢れまくってて最高でした。

紅茶や英国について伺うと、とても気さくに、そしてうれしそうにいろいろ教えてくださいます。オーナーに会うためにまた訪れたいくらい。そして英国に行きたい欲が強まりました。

途中、もう素敵すぎて胸がいっぱいですと伝えると、「胸がいっぱいなときは紅茶を飲みましょう」とよくわからないご指導を賜りまして、すぐに次の一杯を選びました。なんていい教え。

オリジナルティーの茶葉がレジで販売されていますので、帰りにそちらをいただいて小さな洋館をあとにしました。

ショップカードもこのかわいさ。クリスマスもぜひと言ってくださったのですが「・・と言ってもすでに空きがあまりありませんが・・」と、苦笑い。この人気も納得です。

ロンドンバスでの企画も考えているそうなので、発表を楽しみに待ちたいと思います❤アフタヌーンティー好きさんもですが、特に紅茶好き、英国好きさんにおすすめしたいアフタヌーンティーでした！

お店情報