横浜山手西洋館のクリスマス2019、ブラフ18番館編です。クリスマス2019最後の館となりました!!(時間切れで全部は回り切れませんでした・・)
ブラフ18番館も、なかなかどうしてかわいい館です!❤季節のコーディネートが映えやすい間取りなのか、いつも目を引くセッティングになっています。今回も楽しみ!
コンセプト
【装飾】石井万里子(マインシュティール主宰)
クリスマス市が各地で開かれ、賑やかで楽しいクリスマスです。街の中心に、4本のキャンドルのついたアドベントクランツが飾られ、キャンドルが1本点灯するごとに、クリスマスへの喜びが高まっていきます。
【後援】オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム/オーストリア大使館商務部
【協賛】ノーブルトレーダース株式会社
ハプスブルク家の人々をイメージした作品からは、オーストリアの歴史を感じていただき、木の実や金銀で作った花で飾られたツリーやリースなどからは、オーストリアのクリスマス文化を味わっていただきたい。
オーストリアってだけでもときめくってのに、なんとハプスブルク家がテーマとは!!エリザベートもルードヴィヒも大好きです!!
外観
まずは外観から。ジブリに出てきそうなかわいらしいお家です❤
この日はよく晴れていて、青い空に白い壁と緑の窓枠がとっても素敵でした!部屋の中の照明が見えてるのも高まるううう!
玄関ポーチに生木のツリー発見!自然光にキラキラと照らされています。
手作り感のあるリース、かわいい❤
1階
それではまずは1階部分から。今回はハプスブルク家がテーマだからか?かなり細かーいアートのような装飾が多く見受けられました!
ダイニング
ブラフ18番館で楽しみなのがこのダイニング。お部屋の形も調度品もかわいくて、テーブルセッティングがとっても映えるんですよー!
テーブルセッティング
ではまずはテーブルの上から。今回、見るところがいっぱいでびっくりしました!
和のおもてなしを感じる茶器。ポット?急須?が美しいですねー!金彩も素敵すぎる!!
と思ったら、ヨーロッパテイストのナプキンとカトラリーたち。かわいい、かわいすぎる。ナプキンをリボンでまとめてタッセル垂らしておくのかわいすぎる・・!
高さの違うキャンドル台がトントントンと。キャンドル自体は素朴で、紫色のアレンジがかわいらしいですね❤は!もしかしてシシィイメージかしら!!・・と思ったら、マリアテレジアと16人の子供たちのティータイムがイメージされているそうです。じゅ、じゅうろくにんって・・!(白目)
キャンドルの周りのアレンジは、リボンのお花も混じっていて。クリスタルが日の光でキラキラ輝いていました。
テーブル奥にはNINA’Sの茶器が!ブラフ18番館に併設されているカフェではNINA’Sの紅茶もいただけるんですよ❤最近、私のなかでめきめき気になる度が上昇しているのでティーセットに出会えたのはテンションあがります。。!
でも、オーストリアじゃなくてフランスだったような?・・と思いましたが、そうだ、マリーアントワネットって元はオーストリア人ですもんね!!あぁ、もう、オーストリア最高じゃないですか・・。歴史上の美男美女が集まっている・・。(震)
壁飾り
いつもはテーブルと窓周りがかわいいのであまり意識したことのない壁。今回はとってもかわいく飾られていました!
大きなクリスマスツリーモチーフのアート。色が対象なのがすっごくかわいいですね!
向かい側の壁には王家の紋章を思わせる壁飾り。よく見るとハプスブルグ家の方々のお顔が!気づいた瞬間ちょっと笑っちゃった!!
こちらはマリアテレジアとフランツシュテファン。凛としたお姿ですね。写真周りの細工が細かくて面白い!
窓辺には紫と緑の優しい色合いのリボンリース。こちらも細かい造形が光ってますねー!
ハプスブルグのオブジェ
サイドボード上のオブジェです。こちらに、今回の装飾のテーマが書かれていますね。細工が細かいなぁーと思っていた物たちは、「ブリオン装飾」というらしいです。ブリオンって知らないんですけど、細かい金具でできた飾りのことみたいですね??調べてみたらたくさん作品が出てきました!
王冠、そしてその台座。高貴ですねぇええ!
そして、「マインシュティール」。
マインシュティールは、スパイスや木の実に金や銀のワイヤーを巻き付けて飾りにする技法だそうです!今回手掛けている石井万里子さんがマインシュティールの第一人者なんですね。なるほど、だからこのアレンジが溢れているのか。納得・・!写真で伝わるかわかりませんが、とっっっっっても細かいんですよー!!
マインシュティールのリースとハプスブルグ家の方々。
入り口にはマインシュティールの説明もありました!あ、ブリオン装飾って言うのも、マインシュティールの技法のひとつなんですね!額にかけられた飾りのかわいらしいこと・・!
スパイスやワイヤーの見本も置いてありました。手芸も好きなので、マインシュティール自体にも興味深々ですー!このあと、作品があしらわれた装飾がたっくさん出てきますのでお楽しみに❤
イーゼルにはハプスブルグの家系図。全体がゴールドの家系図、すごすぎません?
あ、照明も、写しておきますね❤
リビング
お次はリビング。こちらの、どっしりとした黄土色のソファはいつも置いてあります。(もっときれいな色の表現があるんでしょうけど、知識がありませんすみません)
でも、小さいツリーがたくさん置かれている台はいつもなかったはず!お似合いのクロスをあてがわれているんですねー素敵ですねー!
テーブル上のツリーにはオーナメントがごろごろっと❤あ、これ、ブリオン装飾かな?!(得た知識をすぐ使いたいタイプ)
壁にはゴールドのアート作品がー・・と思ったら、またまたハプスブルグ家の方々のお写真が。なんか、お顔がこうやって並んでるのちょっと面白くなっちゃうの私だけですか??
立体的なアートもありました。これは・・これもきっとマインシュティール・・。クイリングの手法も入っているように見えますね!手芸記事みたいになってきたぞ。笑
かわいらしいリースたち❤ああああ説明書きが見切れてるじゃないですか・・なにやってるんだ私!
しょうがない・・。とにかくアレンジを見ていろいろと吸収しましょう。スパイスや木の実がたくさん使われていますねー!色合いも独特になりますね!お花屋リボンはかわいらしーい色合いなのに、スパイスの濃さでしまって不思議な世界❤
マントルピースにはキャンドルがずらり。こちらは上品な感じですね。
サンルーム
リビングとサロンをつなぐサンルーム。もう、この建具の色でサンルームとか作られたら最高じゃないわけないじゃないですか?ねぇ?!!
そして、また色合いがぴったりのツリーキャンドル❤センスが光りすぎてて怖いです、もう。
リースと帽子と扇。
帽子と扇も、この装飾の細かさです。どうやって洗濯するんだろう・・そういうこと考えてるから庶民なんだろうな。えぇ、庶民ですとも。居間、ミラクルニキっていうゲームやってるんですけど、現実で作ったらこんな感じだろうなって感じのメルヘン細かくて最高です!(日本語も崩壊)
ツリーがこんな美しく凛と立ってるの見たことあります??こういうスタンドあるんですねぇ。アイアンの百合が大好物なのでよだれが止まりません。
サンルームの照明もめちゃめちゃかわいいんですよおおもうどういうことおおお!
サロン
さて、サロンへやってまいりました。ブラフ18番館は大きなお部屋が並んでていて見ごたえありますね!そして窓が大きいから明るいこと!
こちらにもマインシュティールがふんだんに使われております。
この細かさ、すっごく手が込んでるだろうから、きっとわかる人が見たらとんでもなく贅沢なコーディネートなんだろうなぁ・・。1つ作るのにどれくらい時間がかかるのかしら・・。
ハープもマインシュティールで盛りもりに!スパイスがたくさん使われていますね!
もうちょっとアップに。ずずい。あ、よくみたら弦も金具なんだー!へええおもしろーい❤リボンとタッセルも忘れませんね。はぁー眼福。
お部屋の奥にもマインシュティール。
壁におーーっきなリースもマインシュティール。これ、大きさ伝わりますかね・・?ひとつひとつが細かいから、アレンジして全体のバランス取るのとってもむずかしそう。す、すごい・・。
2階
さて、2階にやってまいりました。出迎えてくれるのはやっぱりマインシュティール。もう、もはやまいんしゅてぃーるって言いたいだけみたいになってきた。今度はイメージが全く変わって、濃青ですね!きれい!!
談話室
談話室は皇妃エリザベートのお部屋になっていました。やっぱり、ハプスブルクといえばこの方ですよね。
エリザベートは、詩や戯曲を愛していましたよね。自分で書くのも好きだったとか。使っていた文房具もさぞ美しいんでしょうね・・。ほら、封蠟とか、え?封筒のスタンドがあるの?羽ペンはもちろんのこと。キャンドルスタンドのハンドルが美しすぎるうう!
真ん中に大きく置かれたブック型のアートはなんのイメージでしょうね。アーチのなかに王冠・・。シシィの戴冠式かしら?
そしてこの美貌ですよ。もう、ドラマがないはずがない。元々宝塚が好きなので、エリザベートという舞台が大好きでした。最近は宝塚以外でもシシィ(エリザベートの愛称)を拝む機会が増えてうれしいです❤
ツリーは美しく、優雅に。でも気品高く。
オーナメントが月モチーフなんですねー!美しく、どこか儚げで、シシィにぴったりですね・・。あぁ、尊い・・。
有名な肖像画のシシィとフランツヨーゼフ。こちらのツリーはスパイス多めで、これもまたかわいいですね!
ちょっとよくわからないままとりあえず撮ってきてしまったのですが・・これは、ボタン??なんのイメージか未だに気になって夜も眠れません。とりあえず、ケースが素敵すぎて最高ってことだけわかります。
マントルピースには美しすぎる皇妃の写真がずらり。こんな美しさ、本当におとぎ話みたいですよね。
閲覧室
そして閲覧室。ブラフ18番館は、2階の部屋はあまりコーディネートされていないことが多いんですけど、今回は見ごたえがすごいですね!豪華!!
オーストリアの国旗とマインシュティール。ハンガリーの国旗もどこかにないか探しちゃいました。
ツリーに下げられたオーナメントがとってもかわいくて!❤見てくださいこのベロアで覆われたボールにラインが入ったかわいらしさ!!これ、これおいくらですかあああ!!
きっとこのオーナメントもマインシュティールの技法が使われているんですよね。すっごい豪華なクリスマスツリー・・。
サイドボードにはドレスのようなツリーのようなスタンドに小花たちがふわり。妖精が舞い踊ってるみたいですね。あ、ちょっと詩的な表現降りてきちゃった。ハプスブルクの世界に染まり始めたかな。
なに?これなに??ウィーンのホテルの?実際のやつ??なに、どういうこと・・!!シシィの顔が描かれた小箱、実は私も持ってますー❤友達からオーストリアのお土産でいただきました。中にはスミレの砂糖漬けが入ってたんですよー。おしゃれすぎるうう!
寝室
そして私の大好きな寝室。この淡い緑と濃い茶色のコントラスト、そしてお部屋の形がかくかくっとなっていて最高なんですよー❤
この黒枠のボードも今回用意されたアレンジですね。いつもはランプが置いてあります。アシンメトリーな飾り、大好き!
壁には雪山のクリスマスを思わせるアート作品。しんしんと雪が降っている情景が目に浮かびますね・・。めちゃめちゃ美しい・・。
窓にはお星さまがキラキラ☆彡マインシュティールのアレンジは、木が多い景色とよく合いますねー!というか、窓の外が都会の雑居ビルじゃなくてこの自然なのも素晴らしい。ビバ、横浜山手。
あとがき
ブラフ18番館の色合いをすごく意識されているコーディネートだなと感じました!すごい。素晴らしい。拍手。
そして、今回はクリスマスのデコレーションというよりは、マインシュティールに注目した記事となってしまいました。いやだって冷静に考えてみてください・・。あの細かさ・・。これはとてつもなく豪華なコーディネートですよきっと・・!現地でもっとじっくり見たかったなー!!
また手芸できる日々を夢見て、目の保養・知識の洗練を求めて、いろいろアンテナを張らなければ。
きれいなだけでなく、とっても素敵になった訪問でした。
施設情報
横浜市中区山手町16
【電車】 JR「石川町」駅、元町口から徒歩5分
【バス】 JR「桜木町」駅から、神奈川中央交通バス11系統で「イタリア山庭園前」下車徒歩1分
イベント期間:2019年12月1日(日)~12月25日(水) 9:30~18:00