チョコレート
広東料理における「薬食同源」のセオリーに則った、生薬を使わない食養生を提唱、シグネチャーである「聘珍樓アンチエイジング薬膳 プレミアム壺蒸しスープ」を柱に、「アンチエイジング薬膳」「薬膳アフタヌーンティー」などをレストラン中心に展開しております。
自由が丘の「マジドゥショコラ」ショコラティエの松室和海さんと聘珍樓のコラボレーションにより紡ぎ出されたカカオと薬膳素材の繊細なマリアージュ。
ここでしか味わえない唯一無二のチョコレートが生まれました。
杏仁 × ゴジベリー
今回ショコラティエの松室さんが大事にしたのは「杏仁のフレーバー、そしてその先にある薬膳素材としての力」をどれだけ邪魔しないでカカオと添わせるか、でした。
そのために選んだのはカカオの原種であるクリオロ。
カカオ全体の生産量の1%にも満たない希少なカカオです。
風味は繊細そのもの。杏仁という素材を存分に生かし切ったデリケートでスッキリした味わいのボンボンショコラに仕上がりました。
陳皮 × サンザシ
陳皮をショコラと合わせることは、松室さんにとっても新しい挑戦でした。
聘珍樓とのコラボレーションがなかったら出会うことがなかったであろう陳皮。
日本ではあまり馴染みがありませんが、中国では、芳香健胃の作用があると言われ、膨満感、胸苦しさを緩和し、胃腸の働きを良くして消化不良を改善する漢方薬として珍重されています。
同じ柑橘の皮ではありますが、オレンジピールとは全く異なる神秘的で奥深い香りを持つこの素材をカカオと添わせることにより、更なる奥行きと魅惑的なフレーバーを見事に引き出しました。
シナモン × ドライアップル
シナモンは古くからの薬膳素材の一つですが、世界中で最も愛されているスパイスでもあります。
薬膳では「体の陽気を補う」と言われていて、体を芯から温める力があるとされています。現代の研究では末梢血管拡張作用に優れ、指先や足先の血流を高め、毛細血管を強くする働きがあることがわかっています。 松室さんのシナモンに対するアプローチは「より粒子を細かくすることによって粘度を高め、ミルクチョコレートを合わせることによって余韻が長く口の中に残るようにする」というもの。ミルクを練った時の、少しずつキャラメル化していくようなテクスチャー、「温かみ」がシナモンの風味、ひいては薬効までもをより高みに引き上げる、そんなボンボンショコラが誕生しました。
山椒 × 緑山椒
山椒は痺れるようなピリピリ感がとても刺激的なスパイスですが、薬膳素材としても知られています。
中国では古来冷えによる腹痛を緩和する、胸のつかえをとる薬としても用いられてきました。
日本でもうなぎの蒲焼には山椒は欠かせませんよね。
さてショコラとの相性はどうでしょう?
松室さんが山椒という素材と対峙するにあたって最も大切にしたのは「すっきりとした、まるでハッカのような抜け感」だそうです。
「山椒をチョコレートに入れる」のではなく「山椒にチョコレート添わせる」というのが松室さんの考え方。
あくまで薬膳素材としての山椒の力を邪魔しないように、そしてなめらかな食感でまとめられることを意識して完成したボンボンショコラです。
希少なカカオを使用した薬膳アソート(ボンボンショコラ)は他では味わえない唯一無二のチョコレートです。
頑張った自分へのご褒美として価格や味など、自分の好みを追求してみてはいかがでしょうか?
もちろんバレンタインのプレゼントにも最適です。